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美嘉の体験を基にした手記が、ネット上で大きな反響を呼んでいると知った時、何が起こっているのかもよく理解出来ず、言葉に言い表せない程複雑な気持ちになったことが思い起こされます。
ましてや、それが本として出版されるかもしれないと聞き、この先娘の身の上に何が起こるのかさえ想像出来ず、言い知れぬ不安を覚えました。
それからは予感が的中したと言うべきか、美嘉の小さな体が押し潰されてしまうのではと、気を揉む位いろいろな出来事が押し寄せました。 きっと美嘉にとっては逃げ出したくなるようなこともあっただろうと思いますが、自分なりに一生懸命向き合う姿は、はらはら見守るしか出来なかった私の目にはとても逞しく映りました。

その後は活字として、辛い思い出が大勢の方々の目に留まることになりましたが、 これまでの出来事が美嘉の中でどの程度整理されているのかも計り知れず、娘の心中を察すると、とにかく大きな不安であり心配でした。
でも後になって気付きました。辛いことばかりではなく楽しく幸せな時間もそれ以上にいっぱいあったんだなって。書き留めることによって気持ちの区切りとし、 大切な思い出として心の中に仕舞い、美嘉は新たな一歩を踏み出そうとしていたのだと。
とにかく驚くほどの反響が津波のように押し寄せ、そのうねりが続くほど不安もますます大きく膨らんでゆきました。
美嘉もいろいろな思いがあったとは思いますが、その時の心の中はどうだったのだろう。厳しい感想もたくさん寄せられ、予想していたとは言え、大きく傷付いたり悲しい思いも経験し、 これで良かったのかと自問自答もしたとは思いますが、それ以上に力強い励ましや、心温まる言葉でたくさんの勇気をいただいたと思います。 きっと新たに踏み出そうとしてる美嘉の気持ちが読者の方々にも届き、背中を押していただけたのかなと思います。

出会いと別れ、そしてその後の出来事は、ジェットコースターに乗って起伏をあっと言う間に駆け抜けた様な時間だったと思いますが、その経験が泣き虫美嘉を強くしたのかな…!?
それからの美嘉は、新たなことに挑戦する前向きな姿で「美嘉は元気だから心配しないで」って、家族への大きなメッセージとして伝わっております。 今はしっかり守るべき家族にも恵まれ、逞しく毎日を頑張っている姿に、力入れ過ぎないで! 新米ママさん!って微笑ましい姿にエールを送っている毎日です。

現在は出版社さんとの縁もあり、合間を見て創作活動をさせていただいておりますが、父は美嘉の作品に何一つ目を通しておりません…父親失格ですね!
10年一区切り、そろそろ誰もいないところで、ページを捲ってみようかとも考えております。
『恋空』出版10周記念作品として、また新たに刊行の運びになりました。これまで温かく応援していただいた皆様、いろいろお骨折りをいただいた出版社の皆様に心より感謝申し上げます。