日本最大級のガールズポータルサービス

魔法のiらんど文庫

大人気書籍化作品の最新情報サイト

溺愛

NEWS

『two』×『溺愛』シリーズコラボ企画!
会話してほしいコンビアンケート!

ここでしか見れないスペシャルコラボ!!
作品の垣根を越えて、アナタは誰と誰のコンビに会話をしてもらいたい?
アンケート上位3組の会話を、映画館さんがスペシャル書き下ろし♪

たくさんの投票ありがとう!
第3位に輝いた“長谷川いろは × 新城(新見)ゆいか”の会話を公開!!
第2弾(郁×壮士)は3/29(水)に公開予定!! お楽しみに!

第3位

長谷川いろは × 新城(新見)ゆいか

〈タイトル〉共通の悩み

ゆいか・いろは「「…………」」

ゆいか「……あの、」

いろは「はっ、はい!?」

ゆいか「聞いても、いいですか?」

いろは「あ、はい、なんでも……」

ゆいか「デートって、どこ行きます?」

いろは「…………はい?」

ゆいか・いろは「「……」」

ゆいか「いえ。すみません」

いろは「……買い物、とかですかね?」

ゆいか「え?」

いろは「買い物とかです。……多分」

ゆいか「……もしかして、」


貴女も、デートコースはベッドですか?

⇒投票結果を見る

みんなの感想掲示板

みんなで映画館作品を応援しよう!!!!あつ~いコメント募集中♥

掲示板はこちら

『溺愛』シリーズ完結記念!

『溺愛Ⅰ』『溺愛Ⅱ』『溺愛Ⅲ』『悪女』『秘密』全11冊!
全部集めて…



重さを計ってみた



なんと! 2.16キログラム。
2160グラムもありました!!
2リットルのペットボトルより重い…。



横に並べて計ってみた



214ミリメートルもあった!
本棚に並べたら壮観間違いなし!

11冊のページを合計すると…なんと!
3752ページ!!!!!
1ページ1分で読んでも63時間近くかかっちゃう!

映画館さんコメント

重さだけみればうちのウサギの方が重い。ページ数でみれば、人生で私が出会ってきた小説たちの合計ページ数の方が全然多い。でも、時間でみれば。読者の皆さんの貴重な63時間を、私の本に使ってくれてる!それってとても凄いことだし、とても嬉しいことだと思いました。皆さんがその63時間を楽しんでいただけてたら、もっと嬉しいです。

『溺愛』『悪女』『秘密』完全完結記念
カップル人気投票!!

結果発表を見る
映画館さんコメント

みなさん、この度はカップル投票にご投票くださいましてありがとうございます。

総数1672票!

すげー! こんなに! ありがとうございます! 正月が味方になってくれたんでしょうか。すごい数集まりましたね。
1位は圧巻。流石『溺愛』の代名詞、奏&ゆいかカップルです。 2位の秋&弓の倍獲得での堂々の頂点。もしや、殿堂入りさせるべきだったかな。(笑)
私は、カップリングを考えるにあたり、どんな人とどんな人が合うかでは考えません。その逆、どんな人とどんな人だと合わないかを考えます。
考えていくうち、「この人となら、こんな子が合うのに」という、“天の声”が降りてきます。(笑)
無意識の自分に聞いている訳ですね。
そして、合わないカップルを考えていくうち、たまに奇跡が起こります。
合わないはずなのに、なんだこいつら合わせてみたら面白いぞ?みたいな。
『溺愛』で言えば、壮士と広子、弘人と咲でしょうか?
一見合いそうにないカップルは面白さを出してくれます。
そして。隆弘&真帆に入れてくれた方。
ありがとうございます!
こんな奴らでも私の愛するキャラなんです。この1票に感動しました。(笑)

投票、とても面白かったです。こういうの好きなんですよね私。これからも、自分のブログで細々やっていきたいと思います。

ありがとうございました!

映画館

用語集

『溺愛』『悪女』『秘密』用語集

『溺愛』シリーズと『悪女』『秘密』の中に出てくる言葉を解説!
登場人物紹介と合わせて読めば、映画館さんの世界が10倍楽しめちゃう!!
解説して欲しい用語があったら掲示板に書き込んでね!どんどん更新していきます。

登場人物

ベストシーン10連発アンケートッッ!!!

結果発表

ハートにズキュンの、奏の決め台詞。
一番言われてみたい台詞は!?

1位

「離れろって言っても離してやんねえよ……」

そう言い終わると同時に、奏の甘い唇が私のそれを塞いだ。
啄むようなキスを繰り返して、微笑み合う。
そうしているうちに、奏が再び口を開いた。

「……知ってるか? 恋人に贈るネックレスの意味」

「……さぁ?」

私がそう答えると、奏はクスリと笑って、

「……首輪だ」

そう答え、私の唇を再び塞いだ。

「お前になら、繋がれてやる」

『溺愛[下]』p.158 より

⇒2位~10位を見る

映画館さんコメント

皆さん、もう第四弾にもなりますのに、変わらずの投票ありがとうございます。
第四弾、奏の決め台詞は、私もワクワクしながら読ませていただきました。
奏君、言っていることは臭くて堪らないんですが、どのセリフも様になって聞こえる、という不思議なお人でございます。(笑)
さて、1位は断トツでしたね。まさかこれが、と思った方も多いのではないでしょうか。
私は“穢し合う”が来ると思っていたので、他のアンケートに続き、予想外でした。
しかしこれ。言われてみたいです。奏だけでなくイケメンになら言われたいですよね。(笑)
アクセサリーは基本、“縛る”プレゼントとして、最近の人たちには敬遠されがちです。
しかし言いたい。「縛ってなにが悪い」
私は束縛派ではありませんが、奏のような彼氏には、縛られてみたいと思ってしまいます。
束縛は思いの強さでもありますが、自分勝手の象徴でもあります。しかしゆいか自身が、束縛されたい人でありまた、束縛されないと潰れてしまう子でもありますので、なんとなく、この2人の束縛って、束縛に見えたりしないですよね。
奏という、誰にも媚びない、諂わない人間が、「お前になら縛られてやる」という俺様発言をしてしまえば、悶えること必至。私もこのシーンはニヤニヤしながら執筆しました。(笑)
みなさん、候補に挙がらなかった奏の決め台詞はまだまだたくさんあります。読み返して見つけてみるのも面白いですよ。作者も実際にやった口です。
ありがとうございました!

映画館

結果発表

ゆいかの敵は奏の敵!
誰が一番、許せない!?

1位

「どうしようもなく落ち込んでいたら、言ってくれたんです。お母さんが、悪いことをしたのなら謝りなさいって」

「ッッ、」

ズキリと、心が音を奏でた。母親への感謝をキラキラとその目に宿して、立花さんは迷いのない目を私に向ける。

「このクッキーはお詫びにと、母に手伝って貰って2人で一生懸命作りました」

『溺愛[下]』p.127 より

⇒2位~10位を見る

映画館さんコメント

第三弾アンケートにお答えいただきまして、ありがとうございます。
「嫌いな奴は誰?」というまさかのアンケートでしたが、まぁまぁ、揃いも揃って出てくる出てくる。(笑)
私の話は女性の悪役が多いですが、その中でも彼女たちは際だって悪いですね。
ですが、そんな中で一番、善人ではないかと思われる桃ちゃんが断トツの1位なのには驚きました。
しかし私の話の真骨頂、と申しましょうか。
私の話は、どちらかといえば悪人側が善として書かれています。
だからか、普通の物語に出てくるような、“ヒロイン向き”な子が悪役になることが多いです。
実際、この桃というキャラで際立たせたのは、桃の良いところです。
優しい家族に囲まれ、普通のことで泣いたり、笑ったり。恋に対して鈍く、人当たりが好い。
物語では悪役の位置にいますが、彼女は普通の子だと思います。
桃を書くにあたり努めて気を付けていたのは、クラスメイトに1人はいそうなその行動です。
ただ、だからこそ、ちょっとの悪いことがもの凄く感じ悪く見えます。
人は、偏差値は勉強すれば上げられますが、普段の生活の偏差値は学んで上げられるわけではないと思います。
これは学校で教えることではありませんし、家庭でもわざわざ教えたりはしないですよね?
桃は綺麗過ぎるが故に、ゆいかたちに嫌われてしまいました。それはとても悲しいことですし、桃が悪いわけじゃありません。
しかし、人が生きていく上で絶対に相容れない人間がいる、それは事実だと思います。
桃ちゃんは悪役と呼ぶには可哀想ですが、1位、ということで、おめでとうございます。(笑)
次回のアンケートも、なかなか面白いです。よろしくお願いします。
ありがとうございました。

映画館

結果発表

ゆいかにきゅんする奏の、
きゅんきゅんシーンを選んでね!

1位

「好きな男性のタイプは?」

「俺」

「異性にキュンとする仕草は?」

「俺……おい、俺にキュンとするのはどんな時だ?」

弘人の質問に答えていたのは初めから奏で。……正解なんだけど。最後の質問は思いの外、気になった様子。

「奏、目的、違ってきてるよ?」

「俺が気になるんだ。言え」

『溺愛[下]』p.148 より

⇒2位~10位を見る

映画館さんコメント

第二弾アンケートにお答えくださいまして、ありがとうございます。
今回のテーマは【奏のきゅんシーン】。
沢山ご投票いただきましたが、結果が接戦と、びっくりしました。
私は「俺にキュンとするのはどんな時だ?」が1番好きでしたが、あぶねー(笑)、なんとか1位でしたね。
奏というキャラは、デレが必要ない人間です。確固たる地位、それに応えられる容姿と才能、そして性格。
奏というキャラを形成するにあたり、彼の進む道、彼の生き方にはデレという行為はいらないものです。
そこで、ゆいかに出会い、奏は甘い感情を知りました。
『それならば、デレて魅せよう、どこまでも』そう思い、とにかく奏はデレデレとさせました。
1位のこのシーンは、それの象徴です。
質問に容易に答えられてしまうストーカーぶり、当たり前に自分が答えているおかしさにも気付かず、なおかつゆいかもそれを当たり前のように放置している。
馬鹿ですよね(笑)。でもそれが、奏とゆいかなんです。
そして好きな異性のタイプという質問に“俺の”どこに、と質問しちゃう所が、奏の絶対的自信を表しています。
2位の新鮮な呼び方をねだる奏は、シリーズの節々で見られますね。私も色々考えて、試行錯誤していた思い出があります。

私の理想の男性像でもある奏は、キュンポイントをまだまだ隠し持っています。これからも沢山、みなさんをキュン死させてくれると思いますので、ウチの奏くんを今後ともよろしくお願いします。(笑)
ありがとうございました!

映画館

結果発表

いちばん好きなキスシーンは?

1位

「もう、お前と離れるのは懲り懲りなんだ。それに、プロポーズ、まだだったしな?」

「っっ、ムード、ないなあ」

そう言うゆいかは、涙を流しながら笑っていて。
ゆいかを強く抱きしめ耳元で囁く。

「……なぁ、返事は?」

俺の胸から顔を上げたゆいかははにかんで、

「はい、こんな私でよければ」

そう言うゆいかに触れるだけのキスをした。

『溺愛[下]』p.217 より

⇒2位~10位を見る

映画館さんコメント

第1回好きなキスシーンのアンケートにご投票くださいまして、ありがとうございます。
特設サイトが開くという話を聞いて、「へ~……ぇえ!?」といつもはしない驚き方をしてしまいました。(笑)
皆さんが支え、押し上げてくださったお陰でこんなにも面白いアンケートができましたこと、とても感謝するとともに嬉しく思っています。
本当に、ありがとうございます!

アンケート結果、意外でした。実は。(笑)
私は教会での結婚式が来る!と思っていたんですが……
奏のあっさりプロポーズ、強い!
このシーンを考えた時、私は家で執筆していました。普段熱々の2人、話的にもここでプロポーズを入れたい………うん、あっさりと行こう。
こんな感じであっさりめにシーンを決めてしまいました(笑)
熱々な2人の熱々なプロポーズもいいですが、ここはゆいかが西から戻ってきて、しかも人形から回復した後。しかも弱気になった奏がゆいかに責められた直後、ということで、少しの切なさも漂っています。
コメントで挙げてくださっていましたが、
『お前と離れるのは懲り懲りなんだ。』
というセリフは、絶対に入れたいセリフでした。
考えてみてください。奏とゆいかが離れたのは、約1ヶ月……それだけでこの有様です(笑)
2ヶ月行くと死ぬんじゃね?とニヤニヤしながら書いた記憶があります。
熱々の2人の意外とあっさりとした感じ。この2人らしいです。
他にも好きなキスシーンは沢山ありますが、語っていると月へ行けてしまうので、残念ですが1位だけに留めたいと思います。
ご投票くださった方々、ありがとうございます。次の投票も楽しみにしています。なので、ご投票よろしくです(笑)
ありがとうございました!

映画館

『溺愛』シリーズと映画館さんにディープに迫っちゃう!
ロングインタビュー

Vol.4「あれが実体験だったら、ヤバいですよ」

◆『甘味』*1で完全完結ということですが、これ以上は書かれないのでしょうか?

『盲愛』*2を書籍の分削ってしまったので、ちょっと加筆しようかなとは、思っているんです。BOOKが短いなあと思って(笑)。
でも、その他はもう間も埋めちゃって、書ききったかなというのはあります。
*1:BOOK『甘味
*2:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅲ』

◆ストーリーを書くうえで苦労したことはありますか?

うーん。毎日更新は、心がけていたとかですかね。毎日、仕事の休憩時間か休みの日とかに書いてます。日課です。ははは。1時間休憩の間の35分くらいですかね。
一応3ページは更新するって決めて、やってます。
1ページ平均10分くらい。(スマホ用の)キーボードを持ち歩いています。
速くなりました、タイピング(笑)。吐き出すのにタイピングじゃないと追いつかない。 使い始めた3年前はホントに遅かった。
土日とか休みの日は、みんなが起きる前の朝とかに書いてる。
ちょっとずつ練っておいて書いていく、みたいなね。
移動中とかに考えたりして、メモは取らないんで。
一応メモ帳は買ったんですけど、『溺愛』の時に。あはは。
ほとんど使ってない。脳内でメモですね。

◆書籍化に関してはいかがでしたか?

ずーっと活字を読んでたっていう印象はあります(笑)。
あたしの場合、一から書けってわけではないので、苦労したっていうのはないですね。
ホントに最初は詐欺だと思ったんですよね。うちの母は(本が)出るまで詐欺だと言ってた(笑)。
魔法のiらんど文庫は1冊っていうタイトルが多いのに、私のって分冊の上に分厚いなって、他の文庫に比べて。改めて読んでみて、甘いシーン、こんなに書いてた?って、ちょっとびっくりした。自分では抑えてたつもりだったのに。
でも、よくついてきてくれるな、読者さんって。文字も詰め詰めやけ、分厚いし、よう重いって感じんなあって(笑)。
文庫になったのを見て、こんなに書いてたのねと、改めてびっくりした。文字数の自覚はなかったので。

◆実在の人物や、実体験など、モデルにしたものはありますか?

『悪女の行方』*3に出てくる、弓ちゃんのバイト先がパン屋さんっていうのが一緒といえば一緒かも(笑)。
ただ、弓ちゃんを自営業の家の子供にしたかったんで、いまどき自営業ってなんだろうって考えたんですよ。思ったよりないですよね。カフェの子供っていうのもおしゃれすぎるし、若干のやさぐれ度が欲しかったので、牛乳屋さんに。
うちの親が牛乳屋さんだったんで。
自営業のお父さんといえば、っていうのがうちの親父なんで。最初は名前もまんま使ってた。「お前俺を焼き殺すな」、言いよったんですけど(笑)。
弓の家の生活時間とほぼ一緒です。リアルな生活が欲しかったんで、そのへんは参考にした。魚屋さんとか八百屋さんとかいろいろ考えたんですけど、結局親を参考にした。
だけどあまり実生活につなげたくなかったんで、そのくらいですね、参考にしたの。
*3:BOOK『悪女の行方

◆ゆいかみたいに、みんなから慕われたり頼られたりというのも創作で?

完全に、創作(笑)。
『溺愛』は、ある意味すごい逆ハーなんだけど、どうしてかそう言われないんですよね。逆ハーっていうタグも付いてない(笑)。なんででしょうね?
自分では、逆ハーだよなとか思いながら、え、違うか?みたいな、あははは。
でも、ゆいかがブレないから、やっぱ逆ハーじゃないのかなって。

◆ゆいかのは家族愛だから(笑)。小説を書いていることはお友達も知っていらっしゃるんですか?

周りの人にも書いてることは言ってるんで。
それでよく、友達とかから見た目のイメージのせいか、元ヤンなの?とか言われるんですけど。いいえ、違います!って(笑)。
読んだ人から、実体験?とかも聞かれて。あれが実体験だったら、ヤバいですよ、さすがに。あはは。

◆サイトで新連載の『two』*4を始められましたが、やはり長編になりそうな予感ですか?

うーん、いっても2巻までだと思うんですよねえ。そんなに書くつもりはないので。高校生の間で終わらせようと。あれも、ちょっと捻くれた恋愛なんで。一筋縄ではいかないっていうか…。
次を書きたくなっちゃってるんで。
*4:BOOK『two

◆それは楽しみです! 映画がお好きということですが、プロットやキャラの発想の参考になったりしますか?

執筆するときに映画は参考にしないし、そういうことを意識して見ていないですね。 キャラも映画からはないんです。
好きなジャンルはホラーとかスプラッタ(笑)で、恋愛映画は見ないですし、それはそれ、これはこれって感じで。
参考にするとどうしても寄せちゃいますし。
好きで常に見てますけど、映画は別物です。常に見てるのでどこかで影響を受けてるかもしれないですけど、意識して見ることはないです。休みの日は1日に8本とか見ちゃう。ひたすら再生して、ケーブルもオンデマンドも近くのレンタルビデオも使って作品を捜してる。家族にも「そんなに見てどうすんだ」って呆れられるくらい、ふふふ。ホントに、時間があれば朝から晩まで。

◆最後に読者の方にメッセージなどありましたらお願いします。

最初は誰も読まないだろうって書き始めた作品なんですが、結局すごく長くなってしまって。改めて自分でも長いなあっていう作品に、ずっとついてきてくれて、本当にありがたいです。

◆今回は長いお時間ありがとうございました。

Vol.3「蓮は初めから独り身って決めてたんです」

◆奏をやくざという設定にしたのはもともとやくざに興味があったんですか?

やくざが好きなんですよ、やくざ映画とか。なんか、独特ですよね、あの人達って。土地柄、普通にいますよ。いまだにいますよ、金鎖つけてセカンドバッグ持って(笑)。事務所もあるし。出身福岡なんで、そっちにもある。なんていうか、あんなに秩序とか無視してるのに上下関係ははっきりしてるとか、おもしろい生き方してますよね。
映画もそっち方面見てますよ。北野武とか。古いやくざ映画も、『仁義なき戦い』『極妻』なんかも一通り見ましたけど、あんまり記憶に残らなかった。やっぱりいまどきの映画のほうがおもしろかった。インテリやくざが好きです。
ただ、あんまりリアルに書いちゃうと読者が引くかなあって(笑)。
『溺愛』の中でも新城組が何をやってお金を稼いでいるとかっていうのは、リアルに描いてないんです。曖昧にしました。ちんまり見せたくなかったんで。オレオレ詐欺やってるとか(笑)。
実は銃を持たせるのも悩んだんですよね。でも、奏はやっぱりナイフのほうが映えますし…。そもそもナイフで嬲るほうが好きそうだなって思ったり。一撃必殺より殴るほうが好きだろうな、みたいな。
日本人が外国の魔法使いみたいに杖(銃)を持って解決しちゃうみたいな違和感が嫌なんですよね、うふふふ。なので、主人公の2人はだいぶ古くしている。ちょっと昭和臭さを出しました。
軽くなっちゃうんですよね、銃を持たせたりすると。そのかわり、側近を軽くしました。隼人とか(笑)。
弘人君はもっと軽くしちゃいました。
あとは、あんまり仕事に着目すると恋愛が霞んじゃうので、だからあまり入れませんでした、仕事のことは。
だから『悪女の行方』*1でもそうですけど、秋はほとんど仕事してないっていう…(笑)。 仕事観は、カットしました!
仕事まで書いたら1300ページくらいになっちゃう。(笑)
*1:BOOK『悪女の行方

◆奏に対抗するキャラとしての蓮もクローズアップしていますよね?

蓮は一生独身です。『盲愛』*2で一瞬期待されちゃったんですけど(笑)、どっち?って。すみません。でも、(恋愛は)ないです。
王道通りにくっつけるところはくっつけるんですけど、ちょっとイレギュラーなこともしたいっていう、ふふふ。
蓮は初めから独り身って決めてたんです。ごめんね、蓮君って。あはは。
連載当時、蓮君は無茶苦茶叩かれてましたからねえ、読者さんから。それこそリアルタイムでブーブー怒られてました。
情けないタイプの男ではあるんですけど…。やっぱり奏の弟ですし、よさは出したかったですね。ゆいかが好きになった相手でもあるわけですし。なので、初めから独身を通すって決めてました。
蓮の深いところをちょっと書こうかなって思って『盲愛』を始めて、ゆいかのちょっとした悩みなんかも入れて、落とし込んだって感じですかね。
奏が唯一動揺する相手が蓮ですからね。
でもそこでゆいかが揺れちゃうとおもしろくないんで、ぶれない状態で。
三角関係って、決まって女の子がぶれるんで、そこはもうぶれないってことで。
『溺愛』の中で一番不幸な人なんですけどね、蓮って。だけどしょっぱなでやらかしちゃったんで、仕方ない。(笑)
*2:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅲ[下]』に収録の「強さ」

◆『溺愛』シリーズではいろいろなカップルが誕生していますが、作者から見て一番意外なカップルは誰と誰でしょう?

大体は決まっていたんです。結城と樹莉が、意外といえば意外だったかも。一番、意外なのは密人君*3かも。まりかの子供を誰かとくっつけたかったんですけど、誰にしようかな、と最後まで悩んでて。決めたのは書く直前です。
他は、だいたい書く時に決めているんで、そんなに悩みませんでした。
いちばん不思議なカップルは、弘人君と咲ちゃんですかね。弘人が結婚に懐疑的なんで、いまだに事実婚状態で。あんまり濃くは書いてないんですけど、弘人には究極のトラウマっていうか、傷がありますし。子供も作ってないし。咲は柔軟性があるんでついていってる。
*3:BOOK『秘密』に登場

◆『悪女の行方』では、弓という新しいキャラが出てきますが。

ゆいかに対抗できる違うキャラにしなくちゃいけなかったんで(笑)。
弓はちょっと、あたしと境遇がにていて。

◆え、ヘビーな境遇が!?

実家が自営業だったんです、似てるって言ってもそこだけなんですけど(笑)。
自営業の娘らしくちょっと活発なコにしたかったんです。でも、そういうコに限って彼氏に従順じゃないですか、ふふふふ。だからちょっと渉君に牙を剥かないとって。そういう風に書いたんです。
対抗するキャラで姫香っていう、無邪気で無知な子を出したんですけど、書いてる時、読者さんもキーッてなったりして(笑)。無知は罪だ、みたいな。
完全に敵役でした。やっぱり嫌な悪役がいるから、おもしろく感じる訳で。
普通の子でもけっこう無自覚で、ここでこういう発言する?っていうのがあったりして、そういうのを激しく大袈裟に書いてみました。あはは。

Vol.2「あたしの身辺を洗っても、なあんにも出てこないです(笑)」

◆ゆいかもダークヒーロー的になっていきますよね?

ゆいかは、けっこうまりかと繋がりが強いので、対抗しているみたいなところはあります。やっぱり双子って、切っても切れないところがあって。だからただ単に、まりかも悪役として処理するよりは勝ち逃げみたいにしたくて。最後はやっぱり、幸せに死んでほしかった。
『秘密』*1でやってます。彰君に愛されぬいて死んでいくっていう。本人は幸せだなんて、そんな気ないんですけどね。周りから見たら幸せなんですよ、中年で死ぬまで。結局ずっと彰に甘やかされて、何も苦労しなくて、周りから見たら幸せだった。でも本人はまったくわかっていない。
*1:BOOK『秘密

◆まりかは死ぬまで、モンスターのまま終わるのですか?

そうです。改心しない。あはは。
そのほうがまりからしいかなって。改心するっていうのは『溺愛』っぽくないかなって思ってまして。
まりかのああいう部分は結局ゆいかにも流れているわけで、紙一重です。表裏一体。
そこを出したかったので、双子という設定にしたんです。
実は双子モノ好きなんですよ(笑)。探すと双子モノって、けっこう多いんです。よく読んでたんですよ。

◆溺愛の魅力は登場人物の多さと個性と人間関係で、それぞれがストーリーを持っていますが、とくにお気に入りのキャラはいますか?

うーん、難しいですね、ふふふ。
いちばんは奏なんですけどね、やっぱり。実はけっこう白石君とか好きですね。
まあ、いちばん力を入れたのは壮士*2ですかね(笑)。
咲の弟の香坂雅人なんかは、あんなに出すつもりはなかったんです。『狂愛』*3の時点では、ただの咲の弟で終わらせるつもりだったんですけど、『悪女の行方』でガンガン出てます。
『悪女~』で、秋たちの世代を支えるのは誰がいいかなと考えた時に、新キャラを出すよりは、雅人君がいるなあと。そして書いているうちに意外な方向に行っちゃって。弓ちゃんのお兄ちゃんみたいになってしまった。そして結局、柊をついじゃう。あはは。
*2:BOOK『悪女の行方』で登場。鉄と百合の息子
*3:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅱ』

◆ずっと読んでいると、「この人こうなったんだ」っていう楽しみ方も出てきますよね。脇キャラもしっかり印象に残っている。入念なメモをとっていらっしゃるとか?

そうですね。キャラに関しては、あたしが覚えてられるくらいだから、読者さんも行けるかなって。あはは。
あたし、名前と生年月日くらいしかメモがないんですよ。プロットを書かないんです。一切ないんです。あたしの身辺を洗っても、なあんにも出てこないです(笑)。全部BOOKに直接書くだけ。

◆ストーリーは書きながら考えていくという感じですか?

そうですね。大まかな筋だけ。だから、自分でも思ってもいなかったほうにストーリーが進んでいくこともあったりして。
それこそ西での一件*4なんかは、もうちょっと軽めにしようと思ってたんですが。龍綺の奥さんの千佳子さんだったらどこまでするかな、みたいな、突き詰めてみた、あはは。
*4:魔法のiらんど文庫『溺愛[下]』でゆいかが龍綺の妻に監禁された事件

◆悪いものは徹底的に悪く描いていますよね?

そこはやっぱり、悪いものは悪く書いたほうがおもしろい。振りきれているほうがおもしろい。中途半端なものはおもしろくない。読む側としても。
悪は悪だし。え、ここでヒく?ここで改心しちゃうんだ?もっと行けよ、みたいな(笑)。
よく読者さんに言われるんですけど、奏の性格だったら、西での一件の後、龍綺さん、殺してるでしょって。たしかにそうなんですけど、ちょっと違うんですよね、あの2人の関係は。対等っていうか。あの2人が殺し合うところは想像できない。そういうふうに書いてるつもりなんですけど…。(笑)
東と西って対立はしないんですよ、不可侵があるから。『盲愛』*5でゆいかが2人の関係を分析みたいなことをしているんですが、まさにああいう関係を書きたかったんです。上のほうにいる人間の共感っていうか。だから、ある意味、ゆいかの親友の真琴が龍綺と付き合い始めるのは、自然かなって思う。
ゆいかと真琴も東西に分かれちゃうけど、関係がなくなるって訳ではないし。なかなか会えなくはなりますけど。
だんなはだんな同士、嫁は嫁同士、それぞれ変わってるね、っていうのを描きたかった。
*5:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅲ』

◆書き下ろしていただいた短編「壁」*6でもそのあたりに触れてましたよね。

実際、西に行っちゃったら、ゆいかと真琴は滅多に会えなくなるんですけど、そのまま親友同士ではある。
実はあの書き下ろし(笑)、実際にスクーターを持ち上げてみたんですよ、自分のですけど。話に出てくるのは、持ち上げたものとは違うんですけど、7、80キロあるって、調べたら出てたんで。男2人だから大丈夫かなって思って(笑)。
*6:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅲ』に収録

Vol.1「悪いのが好きなんですよ」

◆魔法のiらんどで『溺愛』という作品を書こうと思ったきっかけからお伺いしたいと思います。

最初はずっと読者でした。いろいろな作品を読んでいたところ、やくざを題材にしたものが意外と少ないことに気付いて。暴走族系は多いのに、やくざモノがあんまりない。いろいろ見つけて読んでいたんですが、読むものがなくなってしまって。だったら書こうかなって。自分が読みたいように展開できる、やくざが出てくる話が欲しくなったという感じです。
魔法のiらんどって書きやすいじゃないですか。すぐ書き込めるから。書いても誰も見ないだろうって思って書き始めて(笑)。

◆やくざモノが好きということは、『溺愛』は、まずは“やくざの奏”ありきということでしょうか?

どちらかというと奏が先にできて。主人公になる女の子は、だいたい天然で無自覚な女の子が多くなっちゃうんですけど、そういう女の子は想像できなくて。奏は、そういう子は好きじゃないだろうな、と(笑)。なんていうか、守られているだけ、みたいな女の子は違うかなあ、と思ったんですね。奏が愛する女の子ってどういうコかなあ、と。守られているばかりの子じゃなくて、自分の脚で立ってるっていうか。ゆいかも守られてるっていえば守られているんですけどね(笑)。
『盲愛』*1の「蓮」*2なんかでは、奏を操って制裁を下す場面が出てきて、ゆいかもかなりブラックな面を見せています(笑)。
そもそも、悪いのが好きなんですよ。
ダークヒーローが好きなんです(笑)。
アクション映画なんか見ていても、悪役が嫌な奴のほうが好きですね。途中から別の巨悪が出てきて手を組んでしまう、みたいな。どっちかっていうと、より悪役に寄っているほうが好きです。
*1:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅲ』
*2:『溺愛Ⅲ[下]』に収録、「強さ」に改題

◆最初から現在のような大長編を想定していたのですか?

いやー、書いてるうちに、どんどん長くなっちゃって。ほんまは『溺愛』でやめよう思ってたんですけど。ちょっと書き足りなくて『狂愛』*3を書いたんですよ。で、ゆいかと奏の子供たちの話もスピンオフ的に書いてみようかなと、『悪女の行方』*4書いて。そうしているうちにゴニョゴニョとなんとなく…ははは。なんで、全部ががーっと繋がってないじゃないですか、溺愛シリーズって。その時の気分気分で続きを書いてたら、結局6作品になってしまった…。
*3:魔法のiらんど文庫『溺愛Ⅱ』
*4:BOOK『悪女の行方

◆『甘味』*5でラストになっていますが、書ききったという感じでしょうか?

書ききった、というか、もう書かないでいいかな、と。ちょっと他の話も書いてみたいかなって思って…。
*5:BOOK『甘味

◆溺愛のキャラが立っているので、誰を取ってもストーリーができそうですが。

そうなんです。よく言われます。もっと白石君出して、とか(笑)。
いちばん言われるのが、龍綺が多いですね。龍綺はサブキャラだからおもしろいのであって、(メインにして)書く気はないですね。
極端な話で言えば、白石君を主人公にして書く気は出るかもしれないけど、龍綺はああいう立場だからおもしろいんであって。そもそも真琴もがっつり書こうとは思わなかったので。真琴も龍綺もインパクトが強いじゃないですか。だからあの2人で1本書くとお腹いっぱいになっちゃって。要所要所で出てくるのがあの2人には合ってるんじゃないかと。龍綺は人気あるんですけどね。オジサンなのに。
京言葉が難しくてね…。大阪弁と関西弁と京都弁で違うので、これはだいぶ調べはしました。

◆西は東に比べてダークな感じがしますが、そこも書かれていませんね。

細かく書くつもりはないのですが、確かに東よりいろいろあるかも。そこは想像してって、感じです(笑)。

◆奏とゆいかの精神的なつながりのテーマはありますか?

堕ちるところまで落としたかったんで…(笑)。テーマというより、女の子が悪いっていうのをやりたかったっていうのはあります。
ゆいかと奏っていう絶対的な2人がいるから、周りがやんややんや言えるかな、みたいな。主人公たちがわーわー言って周りが諭してるみたいな感じが普通かなって思うんですけど、それだとちょっとおもしろくないなあと思って。とにかくもう、周りがジタバタしてるのを、絶対的な2人が見てるっていうほうが、あたしにとってはおもしろいかなって思ったんですけど。
あと、純粋に愛を追求するっていうのもおもしろいかな、と。
それこそ極端な話、人を殺してくれって言われたら殺しちゃうみたいな。相手と一緒にとことん堕ちて、純粋に愛を解く、そういうところが欲しいなって(笑)。

書籍情報

歩んでいくのは、2人だけの道――
映画館が描く衝撃の高校生ラブ
熱い感動を呼ぶ最終巻!!

 映画館さん、注目の新連載!

『支配者』
全ての理が歪んだ時代、それを統治する一族がいた
なんでもありの彼等には、一つだけ、順守するべきことがある

選ばれるのは、必然
だけど私は、選ばれた意味が理解できなかった

今すぐ読む!

 iクラBLOG『映画館の映画館』

映画館さんがおすすめの映画やドラマなどをブログにアップ!

今すぐ読む!

 魔法のiらんどMAGAZINE

メイクで変わる恋の結末 ~クリスマスに起こった運命の出逢い~
*4つの結末が選べる選択式ショートストーリー

今すぐ読む!

メイクで変わる恋の結末 ~年越しに起こる必然の出逢い~
*4つの結末が選べる選択式ショートストーリー

今すぐ読む!
ページトップに戻る